貧乏な小澤司が貧困を考える

身近な「暮らし」「労働」「教育」などの困ったことを、数学の力で手助けする、みたいな。ゲームコラムもあるよ

オススメ統計学本まとめ。理屈から教えてくれる、わかりやすい本を紹介 +統計学を学んだ方が良い理由

理屈から教えてくれる、実にわかりやすいオススメ統計学本の紹介まとめ 

 

・統計学を学ぶメリットとは

【統計学とは、科学の文法である】

 

著名な認知心理学者、スティーブン・ピンカーは「21世紀に人びとが必須とする教養3つ」として、「認知心理学」「経済学」そして「統計確率」をあげています。

これら3つは大きな共通項があって、「どれも人間行動やモノゴトの原理特徴を、数理的に厳密に捉えようとしたもの」ばかり。

考えてみると数理的分析のメリットとは、第一に「この世界の情報量の多さを、できるだけ落とさずに表現できる」ことですから、結果どれも学んでいくと「世界に対しての解像度が上が」り、物事をより厳密に緻密に捉えることができます

 

・数理情報の情報量が多い理由

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画像引用元:比江島 欣愼『医療統計学入門』

 

最近ではこれまで無縁だった分野、「ビジネス」や「政策立案」「法曹界」といった分野でも、どんどん統計学が取り入れられてきていますが、それも納得できるもの。

「統計学とは、科学の文法である」とは、ある統計学の教科書に書かれていた言葉ですが、なるほど、生き馬の目を抜く、競争厳しいビジネス界において、物事を緻密に分析できる「統計学」が必須とされるのは、ライバルに差をつけるといった点で、さもありなんといった感があります。

 

さて今回は、「個人的に統計学を学ぶ際に役立った本」を紹介します。

選んだ本の基準としては、いわゆる「ハウツー本」ではなく、「ものごとの原理を丁寧にレクチャーしてくれる本」を選びました。ハウツー本でも分析なり解析はできるのですが、結局丸暗記しているだけなので、自分が何をやっているのか理解できず、スキルが上がりません。受験勉強と同じです。

かえって以下の本から、「仕組みを理解しつつ学ぶ」と、スキルがぐんぐん上がりようになること請け合いです!

 

 

・読み物、啓蒙本系

統計学が世間においてどのように役立っているのかを知る、導入目的としてピッタリな本です。

 

①:イアン・エアーズ『その数学が戦略を決める』

難易度:☆☆☆☆ 1 / 5(とってもカンタン)

 

  

最近は「AIが仕事を奪う」なんて話が囁かれていますが、それを的確に示してくれる本です。

この本のすさまじいところは、統計学の初歩の初歩である「回帰分析」が、いわゆる「専門家」の判断より、はるかに正確で信頼できるということを示している点。

「医師による病気診断」「貧困をなくすための有効な福祉政策」「再犯率を下げるための有効な防犯政策」「職人によるワイン作成」「米国最高裁での違憲判断」「商品のヒット予測」など、専門家の勘と経験が導いた結論より、手持ちのExcelで導けるもののほうが信頼できるというのだからたまりません。

そのほか、「Amazonでのオススメ商品の紹介」「出会い系アプリでのマッチングシステム」「(Googleも自社に取り入れた)辞めそうな社員を予想して、その人に最適なフォローを行う方法」など、統計学の実用性を垣間見えることができます。

 

 

 ②:レヴィット『ヤバい経済学』『超ヤバい経済学』 

難易度:☆☆☆☆ 1 / 5(とってもカンタン)

 

「こんなの、ただの疑似相関(見せかけの相関関係のこと)だろ?」と吐き捨てる人もいそうだけど、そこは大丈夫。

分析手法は因果関係を推定する統計的手法である「因果推論(下に参考図書を紹介)」に基づいており、ただのこじつけや勘、偏見によるものではありません。

 

 

・基本:統計学の原理を、わかりやすく解説

④:栗原伸一『入門 統計学 −検定から多変量解析・実験計画法まで−』

難易度:☆☆ 2 / 5(カンタン)

 

数式がほとんど存在しないので(あることにはある)、数学が苦手な人向けに最適。具体例も豊富です。

 

  

 

⑤:有馬哲・石村貞夫『多変量解析のはなし』

難易度:☆☆ 2 / 5(カンタン)

実際のほかの本では省かれているような数式まで、懇切丁寧に記述されていてわかりやすく、また身近な日常例を元に統計分析が行われており、イメージがわきやすいものとなっています。

 

 

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以下、時間が空いた時に追ってコツコツ更新していきたいと思います。  

・大村平『統計解析のはなし』 

難易度:☆☆☆  2 / 5(カンタン)

・高橋信『マンガでわかる統計学』

難易度:☆☆☆  2 / 5(カンタン)

・ロウントリー『新・涙なしの統計学』

難易度:☆☆☆  2 / 5(カンタン)

  

・正規確率プロット

・ハザード関数

・残差分析

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・多変量解析

・共分散分析構造(SEM)

・主成分分析

・分散分析

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・RCT(ランダム化統制試行)

トーガーソン『ランダム化比較試験(RCT)の設計 ヒューマンサービス、社会科学領域における活用のために』

・ベイズ統計学

小島寛之『完全独習 ベイズ統計学入門』

渡部洋『ベイズ統計学入門』

・時系列解析

横内大介ほか『現場ですぐ使える時系列データ分析 ~データサイエンティストのための基礎知識~』

・社会科学における統計学(計量経済学・計量政治学)

白砂堤津耶『例題で学ぶ初歩からの計量経済学』

山本勲『実証分析のための計量経済学』

アングリスト&ピスケ『ほとんど無害な計量経済学』

・因果推論

森田果『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』

岩波データサイエンス委員会『岩波データサイエンス Vol.3』

アングリスト&ピスケ『ほとんど無害な計量経済学』

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・R

山田剛史『Rによるやさしい統計学』

・Python

辻真吾『Pythonスタートブック』

クジラ飛行机『実践力を身につける Pythonの教科書』

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・数学が苦手な人向け

・線形代数

・微分解析

・図鑑的な本