貧乏な小澤司が貧困を考える

身近な「暮らし」「労働」「教育」などの困ったことを、数学の力で手助けする、みたいな。ゲームコラムもあるよ

【データ】日本の貧困・格差社会についての特徴6つ

日本の貧困についての特徴6点

 

日本の貧困や格差社会を考える上で押さえておきたいポイントをまとめました。

 

 

①:相対的貧困率は年々増加している

相対的貧困率・・・貧困線(等価可処分所得の中央値の半分の額)以下の所得額の人々の率。貧困線の具体的な額としては122万円以下のことを指す。

 

図1.相対的貧困率の動き

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相対的貧困率については、一見緩やかな上昇傾向が続いているように見えます。しかしながら、相対的貧困というものは名前の通り、あくまでも「相対的」なものであり、等価可処分所得の中央値次第でその基準が変更される点の注意が必要です。

具体的には、1997年においては貧困線(=等価可処分所得の中央値の半分の額)は149万円でした。

 

一方、2012年にはその額は122万円となっています。

要するに、仮に1997年の基準に照らすとなると、2012年における相対的貧困はかなり上昇することになります。

 

 

 

②: 大人が一人のみの家庭では、50%以上が貧困状態にある

 

「大人が一人のみの家庭」・・・名称からシングルマザーやシングルファーザーの家庭を想像しがちであるが、実際はそれらに加え18歳以上の兄弟との同居家庭や祖父母のどちらかとの同居家庭も含む

 

図2.大人が一人のみの家庭(子どもあり)の貧困率

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「大人が一人のみの家庭」・・・名称からシングルマザーやシングルファーザーの家庭を想像しがちであるが、実際はそれらに加え18歳以上の兄弟との同居家庭や祖父母のどちらかとの同居家庭も含む

 

 

③:6人に一人の子どもが貧困にある(子どもの貧困率は16%を超えている)

 「子どもの貧困率」・・・子ども(17歳以下の者)全体に占める、等価可処分所得が貧困線に満たない子どもの割合

 

図3.子どもの貧困率

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④:格差社会化は80年代から見られたが、2000年代以後特にそれが顕著となっている

 

 

⑤: 戦前においては、日本は超格差社会だった

戦前の日本=地主が支配する封建制社会

 

 

⑥:日本は世界的に見ても男女の賃金格差がひどい

・世界的に見て男女の賃金格差に隔たりがある国・地域

基本的に女性差別がひどい国が多い

  • 東アジア(日本・韓国・中国など儒教社会)
  • 中東(女性参政権がない)

儒教社会の女性差別の激しさについては、魯迅が『阿Q正伝』『狂人日記』において告発している。

例えば三国志において、ある日劉備玄徳が部下の劉安の家を訪ねるも、劉安は貧しく家に食料が無かったので、代わりに妻子を調理して食べさせたというエピソードがある。そしてそれが、”良い話”としてもてはやされるのが儒教社会。